カンタです。
今は5月なのでそろそろ沖縄あたりが梅雨入りしますね。
日本は梅雨時期は特にですが湿気に悩まされている家が意外に多いです。
今回は湿気対策で人気がある珪藻土の壁についての話です。
- クロスの壁を珪藻土の壁に変えたい
- 珪藻土の壁って結局湿気はどうなの?
このようなことを思っている人にお役立ちではないでしょうか?
クロスの壁を珪藻土の壁にするリフォーム
珪藻土とは、植物プランクトンが化石化した土に固形剤を配合して固まるようにしたものです。
湿気を取る調湿効果があり他に消臭効果などもあります。
お風呂のバスパットの代わりに珪藻土の板を置くことが平成に入ってから人気が出て最近ではいろいろな雑貨などに使われています。
その珪藻土を壁にするリフォームは、珪藻土を壁に塗るという作業になります。
DIYがかなり得意だという人や内装工事経験者なら自分ですることもできないことはありませんが、プロの手に頼む方が無難であるのは言うまでもありません。
塗りものは簡単にはいきません。
クロスの壁を珪藻土の壁にするリフォームにはやり方が二つあります。
既存のクロスの上に珪藻土を塗る
まず一つは既存のクロスの上から珪藻土を塗るやり方です。
ビニールクロスの上から塗って大丈夫なの?
って思うかもしれませんが下地処理は必要ですが塗ることはできます。
条件はビニールクロスが薄いものであること!
ビニールクロスにはたくさんの種類があり中には薄いものや分厚いものがあります。
薄いものは比較的に多いですが、厚いビニールクロスの場合は珪藻土を上から塗ることができません。
クロスを剥がして珪藻土を塗る
分厚いビニールクロスは上から珪藻土を塗れないのでクロスを剥がして合板に珪藻土を塗ります。
クロスを剥がす金額が上乗せされますがこちらのほうがいいですね。
クロスの壁に珪藻土の壁にする費用
クロスの壁を珪藻土の壁にするリフォーム費用についてですが目安になりますが下のようになります。
下地調整 合成樹脂エマルションシーラー 400円/㎡
珪藻土塗り 左官仕上げ 3000~4500円/㎡
一般的な6畳の部屋で10万くらいです。
クロスを剥がしてから塗る場合は、めくり代が400円/㎡
一般的な6畳の部屋で合計12万くらいです。
クロスの壁を珪藻土の壁にするリフォームの価格の相場や数社の見積もりを取るには小規模リフォームに強いリノコがおすすめです。
リノコの公式サイトはこちら
珪藻土にした壁のメリットデメリット
珪藻土の壁にするメリットデメリットはあります。
クロスから珪藻土の壁にする前に知っておいてもいいのではないでしょうか。
珪藻土の壁のメリット
■調湿ができる
調湿とは湿気を取るだけでなく温度と湿度の関係で出すこともあるということです。
なので、夏場の湿気が多いときは湿気を取り冬の乾燥したときは湿気を出すという優れている点があります。
ただし珪藻土そのものは固まる性質は持っていないので固形剤を混ぜたものを塗ります。
この時に珪藻土の比率が50%以下になると調湿の効果も薄れてメリットがなくなります。
バスパットに使われているのではも給水がイマイチなものがあるのはそのせいかと思われます。
■脱臭・消臭効果
珪藻土には脱臭や消臭効果があります。
臭いを吸収しますが出すときは速度が遅く人に感じないレベルです。
ペットを飼っている部屋などにいいのではないでしょうか。
■火に強い
珪藻土はクロスに比べて格段に火に強い性質を持っています。
■色が多い
珪藻土はエコカラット同様に色が豊富です。
珪藻土ならではの空間が作ることができます。
珪藻土の壁のデメリット
■シミになりやすい
珪藻土は吸水性に優れているのでソースや醤油がかかると色が付いてしまいうかもしれません。
■粉が落ちる
珪藻土は表面がざらざらしているので粉が落ちやすいです。
床に粉が落ちると結構なストレスになりますので注意が必要です。
■テープやおしぴんは使えない
クロスでもおすすめはしないですが壁にカレンダーなどをつけるときにテールやおしぴんを使うことがあります。
珪藻土の場合はそれはできません。
テープは貼れますが、珪藻土のテープの痕を取るのは大変で高確率で残ります。
■ひびが入りやすい
地震などの揺れでクロスではないらないひびが入ります。
これらのメリットデメリットを知ったうえで珪藻土にしましょう。
まとめ
クロスから珪藻土の壁にするのは、クロスを剥がさずに塗る方法と剥がしてから塗る方法があります。
費用的は、剥がす方がめくりの工賃がかかりますので高くなります。
それほど高いものではありませんが、デメリットもあるのでよく考えて施工を決める方がいいです。
また左官が必要なので職人の腕の差も出やすいのも確かです。